芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

石になる話

 白くなっていた。これからだと思った。これから開いていくのだ。    ただ恐ろしいことに、開いたままだったけれど。    三年後。開かれた地平に向かって、白砂が流れていた。眺め渡したがわからなかった。