芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

野間明子の「襤褸」

 友人山中従子の縁で、こんなステキな詩集を読むことが出来た。    「襤褸」 野間明子著 七月堂 2022年7月17日発行    この詩集の特徴は、昔綺麗な濃い空色だった薄紙がいまや変色して灰色に汚れ

親水公園にて その14

親水公園の 木立の奥から あの女が浮かんで 両脚は定かでないが こちらに向かって 笑みを描いて やって来る   狂っているのか     *夜来の雨は朝方にはあがって、降りそうでいて降らない、