芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

綿菓子みたいに

悲しみが 重荷でなくなった

トテモ軽くなった

綿菓子みたい

 

だって 

悲しみもまた

生きる楽しみのひとつ

 

そうじゃないかしら

喜びだけが楽しみじゃない

あなたを喪って

 

十一年

余りにも深い悲しみをくぐり抜けて

さながらそれがボクの楽しみであったかのごとく

 

ボクに

幸せな歳月を与えてくれたあなた 悲しい苦しいのは当たり前のこと

だからもう一度書いておこう 綿菓子みたいに楽しかった と