芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

これは瞬間反射だろうか

灰色の空間に

大小さまざまな直方体が浮かんでいる

時たま見かける 小さな三角錐の物体 ちらほら

ちらほらと

 

彼には浮かんでいることだけはわかっている

だが

静止しているのか 移動しているのか ただ明滅しているだけなのか

不明だった

 

だからこの灰色空間は 束の間 直方体と三角錐に 固定されたのだろう

そして一瞬にして 彼の眼前から 去ってしまうのだろう

だとすれば これは瞬間反射だろうか

だったら 余りにも純粋存在ではないか