芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀の道路遊び

 一週間ぶりに、けさ八時ごろ、亀の池の掃除を始めた。四十分くらいかけてそれが終了すると、庭ではなく、我が家の前の路上で亀と遊んだ。夢中になって彼の写真を撮っていると、背後からご近所の奥さんの声がした。

「大きな亀ですね」

「ハイ。もう三十四歳です」

「わあ、スゴイ! 亀は万年というけど、長生きするんですね」

 

 九月に入ったけれど、厳しい暑さ。全身汗だく。携帯で時間を確認すると、もう九時半だった。

 

 

*写真は、我が家の前の路上で遊ぶ亀。