芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

詩は、―金高義朗に捧げる

詩は、他人と競争するものじゃない

言葉の品評会ではない

 

詩は、グループでなかよく書くものじゃない

言葉のなかよしクラブではない

 

詩は、ひとりで書くものである

いや それも違う

詩は、向こうからやって来る言葉である

 

君のように

この世からすっかり落ちこぼれてしまった人々に

向こうから 言葉はひっそり寄りそってくる