芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

淘山竜子の小説「湖畔」

僕は最近フェイスブックを始めました。でも、ちょっと淋しいんですが、お友達はまだ五人です。その中のステキなお友達のひとりに小説家の淘山竜子さんがいます。どうやらペンネームじゃないかと思われるふしもないとは言えないんですけれど、しかし一面識もなく未確認情報です。

これが縁で、あるいはこれも縁で、淘山さんの小説を読ませていただきました。「湖畔」と「道行く」の二作です。どちらもとても完成度の高い作品で、読後、胸の中に哀歓のようなものがあふれてきます。淘山さんが発行人の以下の小説の雑誌に掲載されています。

「孤帆」vol18 2012年5月5日発行
「孤帆」vol19 2013年2月1日発行
「孤帆」vol20 2013年4月1日発行

その他にも、例えば奥端秀彰のブラックユーモアというより奇妙な味の小説と呼べばいいのか「ネコババア」、静謐な悲しみをたたえた、ある意味で荒川という場所との汎神論的世界を表現したといっていい市川奈津美の「荒川・放水路」、さまざまな小説家のさまざまな味が楽しめる、ちょっとした小説の小料理屋という雰囲気です。

連絡先 ryoukotouyama@gmail.com
孤帆web http://book.geocities,jp/kohanweb/index.html

なお、僕のフェイスブックにもアクセスしてください。「孤帆」の感想文めいたものを書いています。