芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その86

 きょうは十一月最初の日曜日。やはり私は朝、芦屋浜の雑草を抜いていた。  おおよそ一時間、東西を走る堤防の階段近くに生えている雑草とその周辺に落ちているゴミを拾い続けていた。  ずっと気になっていた。堤防のちょうど中間点