芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、アメジストセージとサルビア・アズレアの下を歩く。

   朝七時過ぎから池の掃除を始めた。空は晴れているが、少し肌寒いくらい。池から亀を出して私の右足のそばに置いたが、彼は余り動こうとしない。ようやく動き出しても、三十センチくらい離れただけで、円弧を描いて私の足