芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その112

 快晴の日曜日の朝。芦屋浜のゴミ拾い。五月にしては暑くなってきたが、風があって、作業をしていて少し汗ばんでいても、背中がスイスイ冷やされて、気持ちいい。

 

 日曜日の朝は浜でいろんなゴミを拾っているが、私は気にならない。人って生きてる限り毎日ゴミを排出するし、また、完璧なニンゲンってこの世にいない。いろんな欠陥を持っていて、当たり前。つい、浜でゴミを捨てることも。

 ところで、私も七十を半ば過ぎてしまったが、人を必要以上に批判するが本人は自分の欠陥をまったく自覚していない、そんな人をしばしば見てきた。この私自身、気をつけなければ。

 

 ただ、これはどうか。割れたビンを捨てて帰った人がいる。ガラスの破片もあちらこちら飛び散っている。私はすべての小さな破片まで探して拾っておいた。

 浜では、子供たちがハダシで遊んでいるのをよく見かける。いや、大人だってハダシになって解放感にひたっている、そんな姿をよく見かける。

 だが、ガラスの破片は、浜の楽しい遊びが、一瞬にして、血塗られた惨事に変わってしまう。だが、さまざまな人がいるので、防ぐ方途はないのかもしれない。

 

 きょうは、ちょっと、悲しいお話をしてみました。

 次回は、楽しいお話に取り組みます。とりあえず、この写真を見てください。けさ、ビニール袋に私が集めたゴミを前景にした六甲山。こんなにも、青空が。

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*トップの写真は、ゴミ袋を前景にした芦屋の海。