芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ひっそり そして やがて

誰もいない庭が

頭の中に浮かんでいる

 

物音もなく

移動していく

 

ひっそり 頭の東から

西へ

 

庭は消えていた やがて

暗い泡に満たされて

 

いっぱい 静かな泡に