芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その24

 朝八時過ぎ、小雨の中、芦屋浜へ出る。

 浜には誰もいない。雨で芦屋ビーチクラブの活動も中止だろう。去年の七月に参加してから雨天中止は、私の記憶では、初めてだった。

 私は毎日、雨が降っても、芦屋浜から総合公園の小道を歩いている。芦屋の海を見つめていれば、亡妻と愛犬ジャックといっしょに遊んでいる姿が浮かんでいる。

 

*写真は、朝八時半ごろ、雨の中の芦屋浜。誰もいない海、だった。