芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その12

 きょうも朝八時前、芦屋浜へ急いだ。七時ごろから庭掃除をしていると、少し肌寒く感じた。芦屋ビーチクラブのユニホームの青いTシャツの下に、夏用の長袖のスポーツウェアを着込んだ。妻と一緒に始めたゴルフは彼女が亡くなってから止めてしまった。その当時ゴルフショップで買ったナイキの一着だった。少なくとも十五年は経た古着。

 意外にゴミは少なく、いつもより早く九時前には作業を終了。それでも気温が上がっていて、背中を汗がしっかり覆っている。半袖だけでよかった、頭の片隅でつぶやいていた。

 

*写真は、作業終了間際の芦屋浜。浜のゴミはキレイに片付いている。