芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

親水公園にて その29

悲しかったら

悲しいままで

 

死んでいいと思う

 

 

*午後一時前、親水中央公園の西側の橋から東に向かってスマホを向けた。手前に咲いているローズマリーの先、アーモンドの木は、晩夏の苛烈な日差しにまるで枯れ木のような姿で沈黙し、辺りいちめん夏草が生いしげっていた。