芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「KAIGA」No.119を読んだ。

 原口健次さんから詩誌が送られてきた。いや、正確に言えば、この詩誌をずっと送っていただいていた。

 

 「KAIGA」No.119 編集発行人 原口健次 発行所 グループ絵画 2022年3月31日発行

 

 この詩誌は五人の詩人で十篇の詩が掲載されている。五人のうちのひとり、河野晋平は物故の人である。生前、私は彼と何度か会って喫茶店で一緒にお茶も飲んでいる、といっても、もう四十年くらい昔の話だった。

 また、以前ブログにも書いたが、この詩誌とは河野と会った頃と重なるが、一年くらいお付き合いして、作品も発表している。だが、私には同人誌やグループという姿で詩を書くのは好みではなく、三十代、もう一つお付き合いしていた同人誌もあったが、いつの間にか、見渡せば、ひとりぼっちになっていた。同人の方々には申し訳なかった。私の孤独癖のなせる業だった。