芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

師走の満月から

 きのうは曇っていて、口惜しい思いをした。でも、きょうは晴れていて、夕方、六時頃、南西の空に金星とその右側に土星が浮かんでいた。きのう、彼等が最接近する日だったけれど。

 北西にベガ、西にアルタイル、頭上にデネブ、夏の大三角が光っていて、もうすぐこの三星は六甲山の向こうへ沈んでいくのだろう。

 振り返ると、東の空に師走の満月が。その右側にアルデバラン、左上方にカペラ、冬の一等星があがり始めた。