芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

隣家の窓

 外では雨が激しく降りしきっているようだった。  ふたりの体が隠れるか隠れないか、そんな小さな蒲団にくるまって、わたしはあなたと裸になって抱きあっていた。枕もとに座って灰色の服を着ているあなたが、裸になって夢中に愛しあう