芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

Mという女

 最近、といってもここ数年のことになるが、ずっと疲労の中で私は生きていた。  何故? 理由はわからなかった。疲労の渦中にあるものにとって、理由を考えることそれ自体が、いよいよ加速して疲労の中へ落ちてゆくのだった。  こん