芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「セサル・バジェホ全詩集」を読む。

 過日、ホルヘ・センプルンの「ブーヘンヴァルトの日曜日」という本を読んでいると、センプルンおすすめの三人の詩人が出てきた。そのうち二人の詩人、それはルネ・シャールとパウル・ツェランだが、そして私は既にある程度まで彼らの作

赤い渦巻

ひとりぼっちだから 紙に 落書をしていた   少年時代 両親は働きに出ていたから 学校から帰ると やはりひとりぼっちで 壁に 赤いクレヨンで 渦巻のような 落書をしていた