芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

秋月辰一郎の「死の同心円」

 最近、所謂「原爆文学」を読み続けているが、そういう心境に達したのも、ボクのワイフ、彼女をボクはいつも「えっちゃん」と呼んでいたが、彼女の死が強く作用していると思う。  えっちゃんが永眠してもうすぐ五年になるのだが、そし