芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

栄西を読む

 この本を手にしたのは今から四十年近い昔、ボクは二十八歳だった。仏教にかかわっている人はいざ知らず、ボクのような門外漢で、栄西の本を手にするのはおそらく珍しい部類だったろう。    日本の禅語録第一巻 栄西 古