芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

山之口貘を読む

 ボクの仕事のパートナーでもあったワイフが二年前の七月に永眠して、それからほぼ一年後、彼女とふたりで設立した会社の代表者をボクは辞任した。これでひとまず過去と別れて悠々自適の独身生活か、と思いきや、去年の7月19日、彼女