芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

郷愁

K子さんからいただいた入場券で兵庫県立美術館へ。午後二時。かなり混雑している。おそらく「借りぐらしのアリエッティx種田陽平展」がお目当て。

一階の展示室1から。この美術館の新収蔵品の紹介をかねた2011年度コレクション展Ⅱとなっている。例えば、平成22年度に購入及び寄贈された山本六三の6点のエッチングの横にクリンガーの5点のエッチングを並べているという趣向である。
作品に対する好みも年々歳々変化するのだろう。展示室3の小出楢重の「喇叭のある静物」、小磯良平記念室の小磯良平「斉唱」、金山平三記念室の金山平三「大石田の最上川」、名作といわれるこれらの作品に心をひかれる。それから三十歳でビルマで戦没した作家浅原清隆の「郷愁」。もちろんシーガルの「ラッッシュアワー」。