芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

十年目の波音

 雨があがったので、夕方芦屋浜へ出るといつになく波音が高い。久しぶりに海が荒れている。水際へ出てしばらく見つめていた。

 

 まだ あなたになにがあったのか

 わからない

 わたしの中に 生きているのに

 十年間

 どこにもあなたはいなかった

 

 

*写真は、夕方五時半ごろの芦屋の海。とても荒れていた。