芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

波に乗る言葉

午後零時過ぎ

きょうも散歩に出た

朝から曇ってどんよりしていて

もうここまで梅雨が来たのだろうか

親水公園を抜け

芦屋浜の東屋から

砂浜をたどり

浜辺に立った

水際でカラスの群れが遊んでいる

何羽も波を浴びて水浴を楽しんでいる

 

 毎日 愛をぶらさげて歩いている

 

寄せ来る波がきっと遠方から伝えてくれたのだろう

何故かこんなとりとめもない言葉を口ずさんでいるのだった

汗に濡れたTシャツの背中に

海風が流れていた

 

 

*写真は、きょうの午後零時半ごろの芦屋浜。波打ち際でカラスたちが遊んでいた。