芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

詩誌「リヴィエール」194を読む。

 出版社「澪標」の松村さんに誘われて、日本詩人クラブ関西大会へ参加した。その席上で、永井ますみさんと出会った。郵送で詩誌の交換はしているが、会うのは初めて。直接手渡しでこの詩誌を戴いた。

 

 「リヴィエール」194 発行所/正岡洋夫 2024年5月15日発行

 

 巻頭詩も併せて十二名の詩人による十五篇の詩、このうち七名の方がそれぞれ一篇のエッセイを発表している。

 一通り読んでいて特に印象の強い作品に、谷本州子のエッセイ「花それぞれ」があった。連載五十回を数えて、今号でひとまず終了ということだった。惜しまれる。また、動物が好きな方、とりわけ猫好きの方はぜひ、市原礼子の詩「生きる」と同じ作者のエッセイ「猫のいる風景33」を続けて読んでいただくと生きとし生けるものへの愛情を深く感じていただけるであろう。