芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋ビーチクラブ その33

 きょうの芦屋浜はゴミが多かった。大変な作業になった。ペットボトルやプラスチック容器、弁当箱、ビニール袋類、木片などさまざま。冬より暖かくなれば潮の流れでこうなるのか。あるいは海上投棄物が増えるのだろうか。ただ、浜辺まで漂着して来る大きな原因はこれに違いない。

 小さな湾になっている芦屋浜の沖、二百メートルか三百メートルあるのか、ロープで湾の海面を遮断し漂着物が湾内へ流れ込まないようにしてある。そのロープの東側の一部が去年の十二月ごろから切れて放置されている。その空隙からわんさかゴミが浜辺の特に東側までやって来るのだろう。この浜の管理者は兵庫県だと耳にしているが。

 私はしばらくロープの切れた沖を見つめていた。

 芦屋ビーチクラブのメンバーの頑張りで大方のゴミを片付けることが出来た。やりがいのある一日だった。

 

 *写真は、芦屋浜の東端から六甲アイランドに向かった風景。きょうは暖かく、作業をしていると半袖シャツが恋しくなった。