芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

アルファさん 第八夜

 午前二時五十分。

 昨夜からまだ考え続けている。

 

 夢はつながっている。

 毎晩アルファさんの見る夢とボクの夢がつながっているのだ。

 だから、夜がやって来ると、いつもこうして見つめあったり、ときに、おしゃべりさえするんだ。

 そうだそうだ。誰に迷惑かけるわけでもないんだし。ボクは勝手にそう思うことにした。

 

 一件落着。では、おやすみ。