芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「コロナワクチン8630万回分廃棄へ」。このニュースへの雑感。

 きょう、コロナワクチン8630万回分を廃棄する、厚生労働省が発表した読売新聞のそんなニュースを私はネットで読んだ。詳細はこうだ。モデルナ製ワクチンが供給された約7000万回分のうち約5150万回分(74%)。ファイザー製ワクチンは、従来株対応が約2億7480万回分のうち約830万回分(3%)、オミクロン株対応では約1億2510万回分のうち約2650万回分(21%)。

 私はこのニュースを読んで不思議に思ったのだが、これだけのワクチンを廃棄しておきながらその購入費用を明らかにしていない。言うまでもなく国民から集めた税金で政府もワクチンの購入費用も成立しているのであってみれば、明朗会計が当然だろう。そして、当たり前の話だが、これだけの大事業を実行したのだから、その費用対効果を総括しなければならない。ワクチンを打っていない人(費用ゼロ)、ワクチンを一回打った人から七回打った人まで、それぞれ年齢別のコロナの感染者数と感染率、重症者数と重症化率、死亡者数と死亡率、こうした詳細を総括して国民に明らかにするのが政府の本来の仕事だろう。おそらく近日中に発表されるのだろうと、私は思っている。同様のことだが、ワクチン接種による副反応・副作用の総括の時期でもあるのだろう。政府は将来に悔いを残してはならない。私のようなものが言うまでもなく、国民に向かって事柄の真実を語るのが政府の最も大切な仕事であろう。

 購入したワクチン8630万回分を廃棄して、今度は新系統といわれる「XBB・1・5」に対応したワクチンをファイザー、モデルナから購入してその無料接種をきょう、9月20日から開始することが記載されている。別のところで読んだが、2500万回分を購入したらしい。

 ちなみに、私はワクチンは一度も打っていない。私は臆病な人間だから、治験中のお薬は怖くて打てない。治験中って、結局、人体実験ではないだろうか。私の飲み仲間では、2回打った男と3回打った男がコロナにり患した。2回の方は風邪程度だったが、3回の方は40度の高熱が出て、5日間くらい続き、「死ぬかと思った」、そんな話を聞いた。それ以上に驚いたのは、仕事の関係でどうしてもワクチンを打たざるを得ず、3回打った後にコロナに感染した知人だった。一年前の夏、高熱が引かず一か月余り闘病生活。その後も体調不良が続いている、そんな話もご本人から聞いた。彼女はまだ五十代前半だった。

 学生時代に半ば強制的に学校で打った注射以外、社会人になってから私は今までワクチンなどの注射針は一本もこの腕に刺してはいない。けれど現在まで入院はおろか通院でさえほとんどしていない。感謝して生きている。幸いまだコロナにも私はり患していない。いや、したのかもしれないが、無症状だったのかもしれない。