芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

あわただしい朝のひととき、亀と遊ぶ。

 きょうの出だしは多忙だった。どちらかといえば、人生の晩年にもかかわらず私は毎日多忙だが、きょうの朝は特に多忙だった。

 朝三時半に起き、昨夜描いた挿絵に付ける詩を完成させ、ホームページに発表。五時になっていた。三十分余りネットでニュースや調べもの。それから長男と私の朝食を準備して、いつも通り私だけが先に食事。亡妻・亡猫・亡犬の骨と遺影を飾っている二つの花瓶の花の水替え。ゴミを出して、庭でまずカラスとスズメのご飯。

 庭掃除を終えて、七時過ぎから亀の池の掃除。掃除が終わって家の前の道路で亀さんとしばらく遊んでいた。八時過ぎ。

 それから洗濯。風呂の掃除。汗だくの体をシャワーで流す。二階のベランダで物干し。午前十時。缶ビール。この文章を書きながら、今夜六時から友人の家で飲み会があるのを、思い出した。

 素晴らしい晩年の朝。

 

*門前で遊ぶ亀を激写。