芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「芦屋芸術8号」が出来ました

 きょう、「芦屋芸術8号」が製本・印刷をお願いしていたコーシン出版さんから送られてきました。山中従子の「始まり」他二篇、山下徹の「青いひかりの手記」、それにいつもの通り、「芦屋芸術」のホームページに書いたボクのブログから、去年の5月7日から今年の3月10日までのエッセンスを「芦屋川散歩倶楽部」として掲載しました。そして同時にまた「芦屋芸術」は同人誌からボクの個人誌になりました、最初からその傾向にありましたが。

 ボクは売文家になりたくもないし、なる能力もありません。また、ずっとやってきた商売で充分メシは食えるので、わざわざ売文する必要はどこにもありません。文章→貨幣。これもひとつのステキな人生だと思います。でも、ボクは一番好きだったワイフが喜んでくれるために作品を書いてきました。ワイフ亡きあと、おそらく、これからは、「芦屋芸術」は売文から永遠に遠い一地方の片隅で、数人の読者の感動が欲しいために、静かに言葉を語りつづけたい、それがささやかなボクの志です。