芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

親水公園にて その25

あの女に

手紙を書いていた

 

無視されるのは

わかっていた

 

それでも

書いていた

 

きょうも この木の下に立っていた

手紙を出したのを 後悔して

 

 

*お昼過ぎ、親水公園のいつもの木の下に立っていた。夏場、ここはとても風通しがいいので、汗で濡れたシャツを冷やした。