真夏日がやって来た。
昨日あたりから陽射しが変わった。頭頂へギラリと射しこんでくる。ギラリンチョ、ギラリン。例えばこんな音を脳内に響かせて。
それでも私は正午、十二時前後におおよそ四十分、炎天下、近くの親水公園を抜け、芦屋浜へ出てしばらく海を見つめて、総合公園を南から北端までさまよっている。さまざまな女性、とりわけ、えっちゃんという女を脳裡に浮かべて。
余計な話ばかりになって恐縮してしまうが、もう少し耳を傾けて欲しい。私は、余計が好きだから。
今週も火曜、水曜、金曜とウイスキーやワイングラス、食前にはビールの泡を眺め、タバコの煙をくゆらせていた。家の扉を開けると翌日の午前零時を過ぎていた。いつものことだが。
さすがに今日は朝の八時過ぎまで眠っていた。あれこれ家事を済ませ、食事も終わってみると、十一時十分前。恒例の亀の池の掃除を始めた。
どうだろう。池から出た亀も、夜になると駅の周辺の酒場をうろつく私と同じ気持ちじゃないだろうか。庭のあちらこちら、果ては門をくぐって道路まで足を延ばそうとしている。嘘じゃない。以下の写真数葉をご覧いただきたい。






ところで、亀の池は十年前に亡くなった愛犬ジャックの遺品、ペットケージをかぶせて野良猫などの脅威を防いでいる。このケージは、二十三年前、ペットショップから連れて帰るために、黒いラブラドールの子供、後にジャックと呼ばれて我が家で暮らすのだが、彼を入れて運んだ思い出の詰まった形見だった。
今、その彼の遺品で亀の池を飾っている。

*トップの写真は、我が家の庭に設置した小鳥のための食卓。一日五回くらい、五十羽から六十羽ほどの雀たちがやって来て私が差し上げるご飯を食べている。食卓に置かれたステンレスの食器は、やはりジャックの形見。小鳥たちのために毎日水を取り替えている。昔、ジャックも飲んだ水を。