芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

黒い壁

 壁が迫って来るのだろうか。夕方から今までずっと、つぶされそうな気持がする。東西から挟もうとしているのか、南北からか。いや、待て。南北はあり得ない。だってこの部屋の南側はテラスになっていて、ガラス戸じゃないか。ガラスなら