芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

液体と死期

乳白色の液体がたくさん零れ落ちて それが雲になったり 波になったり あるいは 左右にわかれ ときに 両耳を隠す あたりはまったく静かだ   乳白色の液体は死期を早めんとしている