芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

プリーモ・レーヴィの「溺れるものと救われるもの」

 この歳になってボクにもハッキリわかってきたことは、人はみなそれぞれ独自で一回限りの時間を生きているのであってみれば、他人の生きている時間を理解することは、トテモ困難な事柄だ、逆に言えば、この「ボクの生きている時間」を他