芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

アンネ・フランクの「アンネの日記」

 この本はおそらく、十代の時に読んだ人が多いだろう。感受性豊かだと言われている「青春時代」に読んでこそ、心に残る一冊になるのだろう。だが、ボクはこの歳になって、すなわち七十歳になって、初めてこの本の扉を開いた。 &nbs