芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

渡辺広士の「終末伝説」

 この著者でボクが知っていることといえば、わずかである。もうずいぶん昔の話になるが、ボクが二十歳の頃、この著者が翻訳した「ロートレアモン全集」(思潮社、1969年1月10日発行)をよく読んだ。この全集は一巻で完結していて