芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ボルネオ島からの帰還

俺たちは腰まで泥水につかりながら、頭にリックを載せて、死の行進を続けた。俺たちのほとんど右脇を巨大な水トカゲが泳ぎ過ぎた。山下旅行社のオプショナルツアーによれば、このジャングルの奥に、おおよそ7000年前の先住民がフィリ