芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

無底の穴に

 会いたい、しかし、いない。

 これから先も、何が起こるかしれないけれど、これからも、この世を去るまで、待ち続けようと思う。これから先も。きっと。きっと、だ。

 

 溺れていた

 この湖には 底がなかった

 

 いつまでも沈んだまま 顔も足も消えた

 みんな噂であればいいが