芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

失意

まだらになることがある

全身が まだらになってしまう

きらびやかな衣装に包まれて暮らしていると

みんなにうらやましがられて

けれど

ひとりで鏡の前に立ってみれば

からだじゅう まだらだった

 

  返歌

あなたがいなくなって こんなにもまだらになってしまった

未明 全身が 破裂した