芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

六月の赤トンボ

真昼時

曇天の下

いつものように

芦屋浜から

総合公園を散歩した

ムクドリが飛び交い

カラスやスズメがはしゃぎまわって

木々も 芝生も 雑草も

いちめん 六月のみどりに塗られている

西公園の池には コイが泳ぎ

今年初めて見る赤トンボが灰色の大きな石の上にとまった

ニンゲンは

ボクひとりだった

 

*親水西公園の東屋の東側から西へスマホを向けた。