芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、今年も終わりに近づいている。

 きょうは、朝八時から芦屋ビーチクラブの活動に参加して、芦屋浜の清掃作業をした。

 先週は体の調子が少し悪くて、また、雨や風の強い日が多く、亀の池の掃除を怠ってしまった。通常は毎週一度くらいやっているのに。

 とても気になっていたが、風邪気味で、そのうえ仕事以外に打ち込んでいる芦屋芸術関連でやることが多く、疲労した体を叩き起こして亀の池を掃除する、そんな勇気がわいてこなかった。

 もう十二日目になるが、やっと午前十二時過ぎから、どうしてもやる、自分にこんこんと言い聞かせて亀の池の掃除を始めた。まだ本調子ではないのだが。

 やはり、寒くなって亀の動きは鈍く、ゆっくり庭を散歩している。おそらくあと三回か四回池の掃除をしたら、冬眠させてあげなければならない。今年も終わりに近づいている、こんな当たり前のことが頭に浮かんでいた。

 

*写真は、庭を散歩する亀。少し見えにくいが、右手の棚の上にスズメが十羽くらいやって来て小鳥のご飯を食べている。多い時は四十羽くらいやって来る。中には、もうすぐ友達になれそうなスズメもいる。