芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

芦屋浜ビーチクラブ

 先月から余程のことがない限り、毎週日曜日の午前八時から九時までの一時間、私は「芦屋浜ビーチクラブ」に参加している。言うまでもなく、暑い中、きょうも参加した。もとはといえばこの会のリーダーと飲み友達で、ちょっと俺もやってみようか、そんなノリだった。

 我が家の近く、いつも散歩がてらに眺めている芦屋浜、その浜に散らばっているさまざまなゴミ、ペットボトルや布マスクもあれば、もちろん何処かからやって来た流木なんかも群がっている。それをクラブのみんなで拾い集めてゴミ集積場に積みあげる作業だった。ボランティアでもあり、クラブで出会ってそのまま友達になったみんなの社交場でもあった。芦屋市ばかりか、西宮市などの他市からもわざわざ足を運んでくださる人たちがいっしょに楽しく作業するのだった。

 芦屋浜の近くに住んで二十年。十一年間同じ屋根の下で暮らした亡妻ともども、この浜には何かとお世話になっている。浜よ、たくさんの思い出、ありがとう。

 

*写真は、きょうの夕方の芦屋浜。