芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

七年の後に その26

きょうもお昼頃 公園で一人で立っていた

えっちゃん楽しかったな そう呟いていた

 

 時間が解決するよと友達は慰めてくれた

 でも

 愛に関して言えば

 時間は解決しなかった

 もう七年は過ぎてしまったけれど

 時間の中では 愛は消滅しなかった

 

 

*写真は、二月二日の正午過ぎ、悦子とジャックと三人でよく歩いた芦屋総合公園の小道を、彼等の姿は見えないが、スマホで私が撮った。