芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

七年の後に その19

今年 はじめての

いさよいの月を見ようと

また

芦屋浜まで

わたしは歩いていた

こまかいミゾレのような雨は

七時前にはあがって 雲が切れ

そこから星が出た

 

二〇二二年一月十九日

きょうはえっちゃんの月命日

会えなくなって 七年半