芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

サヨナラ 東京マザー

きのう、ボクとワイフは、JR芦屋駅で東京マザーと別れてきました。

入院していたワイフの妹がトテモ元気になって、マザーが世田谷のお家へ帰るため、おとつい品川から夫婦で迎えに来て、夕食に中華料理を食べ、彼等は六甲アイランドにあるホテルに泊まり、それから……それから、一夜明けて、芦屋駅の改札を通り抜け、おおよそ2ヶ月くらい前、ボクラと一緒に東灘のコープリビング甲南で買った杖をつき、エレベーターに乗り、それが降下して姿が消えるまで、マザーは笑顔で手を振っていました。