芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

たびたびとさまざま

恋の火は

二三か月続いて

やがて鎮火した

燃えがらだけが残った

雨風に打たれて 崩れ 流れ去った

多少 心の底に まだ 焼け跡がこびりついてはいるが

 

もうかれこれ十一年になるか

こんな火災が たびたび起こった

十回どころではなかった

そのたび 二三か月で鎮火

なぜ こんなに早く猛火は消えたのか

一口では言えない

相手によってさまざまだった

 

いつかあなたにだけは聞いて欲しい そのさまざまな火を