芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

眉間

 洗濯機だとばかり思っていた。  衣類を投げ込んだ時、思った以上に底が深いのに気が付いた。そればかりではなかった。穴は垂直な小さい空間ではなく、かなり深く、横にも広がっていて、果てが見えなかった。薄暗く、荒れ果てた、広大