芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、たまらない気持ち。

 先週の月曜日に亀の池を掃除してちょうど一週間。けさは二時半ごろ起きてきのうから頭に浮かんでいで気になっていた言葉を「脳が走っている」、一時間余りをかけてそんな作品にした。この作品の挿絵は午後に描いてホームページに発表することにして、いつもより早いアクションをした。家事のあれこれ、庭掃除を済ませて六時四十五分。亀の池の掃除を始めた。

 暑かった長い夏も過ぎ、朝夕は少し冷え込む気配。池の水も夏場ほど汚れない。もう十日か二週間に一度くらいの池の掃除でいいのだろう。でもせめて一週間に一度は庭で自由に遊ばせてやりたい。亀もそんな私を少しわかっているらしく、カメさん、カメさん、連呼して手を打ちながらゆっくり後退すると、うれしそうについてくる。たがいの命が触れあうって、私はとてもスキだ。たまらない気持ちになる。

 

*写真は、庭の洗い場から出ようとする亀。